【ホラー】古い民家の解体作業
360:本当にあった怖い名無し ID:AwRk9vfG0
知人から聞いた話。
A氏は建物の解体業をしていたそうだ。
気持ち悪かったのは、病院の手術室。
壊した床コンクリートの断面には、長年染み込んだ血の痕がはっきりと見て取れたらしい。
360:本当にあった怖い名無し ID:AwRk9vfG0
古い民家の解体を請け負うと、壊す前に知り合いの古物商を招き入れたそうだ。
掘り出し物があればそれなりの謝礼を古物商から貰う。
無くても、古物商は酒くらいは飲ましてくれたらしい。
また、掘り出し物が出ても出なくても、古物商は必ず新しお守りをくれたそうだ。
民家の家探しした後は、悪い夢を見る事が多かったからだ・・・
古物商が民家を物色している間、A氏は襖(ふすま)を剥がしていたそうだ。
古い襖の裏紙には、紙が貴重であった時代の古い書付や反故紙が使われており、極稀に金になったらしい。
ただ、手間がかかったのでスクラッチクジをめくる感覚だったそうだ。
360:本当にあった怖い名無し ID:AwRk9vfG0
ある時、襖の裏紙が昭和四十年代の新聞紙だったらしい。
新聞紙はハズレなのでガッカリして次をめくる、やっぱり新聞紙。
ああ、この家はダメだなと思っていると・・・フト、気付いた事があった。
新聞紙を裏紙にしている場合、一面全体を使う。
けれど、その襖には記事の切り抜きが使われていた。
どんな記事だろうと見てみると、殺人事件ばかりだった。
怖くなったのでその家の襖を剥がすのはやめたらしい・・・
ちょっと不気味だね・・・。
そういうのが趣味だったのかな・・・。
しかし古い家にはそれだけ歴史もあるだろうし、貴重な資料とかもあるだろうね。
いったいどれだけの物が解体作業で消えたりしているんだろうか・・・。
でも歴史的資料って専門家が見ないと判断できなかったりするし結構難しいよね・・・
そういうのが趣味だったのかな・・・。
しかし古い家にはそれだけ歴史もあるだろうし、貴重な資料とかもあるだろうね。
いったいどれだけの物が解体作業で消えたりしているんだろうか・・・。
でも歴史的資料って専門家が見ないと判断できなかったりするし結構難しいよね・・・
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非業の死は、非業の死を呼び寄せる。呪術の一つ。