【オカルト】海外の水に纏わる不思議な話
818 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/02/15 02:39
アメリカで山岳ガイドに聞いた話。
ある山岳国立公園でキャンプしていた時のこと。
川で水を汲んでいると、水中の手にかかる抵抗がいきなり増えた。
まるで手の周囲の水だけがゼリーにでもなったかのようだった。
次の瞬間、ゼリー状の水が腕を伝って身体に這い登り始めた。
酸でも噴いているのか、腕に痛みをおぼえる。
動転したガイドは、自分の腕ごと近くの焚き火に突っ込んだ。
軽い火傷と引き換えに、生きたゼリーを引き剥がすことに成功したのだという。
それはするすると動いて、川の中に流れ込み、見えなくなってしまった。
上手く捕まえてりゃ、俺の名前が残ったかもな。
そう言ってガイドは笑っていたそうだ。
819 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/02/15 02:40
アメリカで山岳ガイドに聞いた話。
あるインディアンの居留地になっている山の頂に、聖なる湖があるという。
その水は澄み切っているが、底が見えるほど浅くはない。
かつては年に一度、インディアンはこの湖で祭りを催していた。
祭りの夜になると、湖の底から光が射してきて、水が宝石のように輝いたそうだ。
輝く水面に娘たちが船を漕ぎ出し、贈り物を収めた籠を、水の中に静かに下ろしていく。
籠が水底につくと、やがて結ばれた紐が引っ張られる合図がある。
引き上げられた籠の中には、この土地では取れない品々が換わりに入っていたそうだ。
その後、湖に向かい感謝の意を込めて、夜を徹しての宴が開かれていたと伝わる。
もうこの祭りは行われておらず、何を交換していたのかも定かではない。
湖の底から光が射すこともなくなった、と言われている。
一体、彼らは何者相手に物々交換をしていたのだろうか。
820 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/02/15 02:41
アメリカ人留学生から聞いた話。
彼の実家は、有名な大きい湖の近くにあるという。
黒い山に囲まれた小さな町なのだそうだ。
彼はそこで生まれ育ったのだが、子供の頃に不思議な物を見たらしい。
夕暮れ、幼い彼が家路を急いでいると、後ろから声をかけられた。
振り返ると奇妙な男が立っていた。
身体は普通の人間だったが、驚くことにその頭部はまるで蛙そっくりだった。
蛙男は湖までの道行きを尋ねてきた。
彼がおっかなびっくり教えると、丁寧に礼を言ってから歩き去ったのだという。
数日後、夕暮れにやはり同じ場所で、彼は再び呼び止められた。
振り返ってから彼は硬直したらしい。
今度の男は、蛇の頭部を持っていたのだ。
彼は蛇が苦手だった。
蛇男は「蛙に似た男を知らないか?」と、しゃがれた声で聞いてきた。
彼は思わず、蛙男が湖に向かったことを告げてしまう。
蛇男は軽く会釈をし、足早に暮れなずむ道の彼方へ消えていった。
思い出すと今でも、夢を見ていたのかなと思うのだそうだ。
それでも彼は、蛙男の小父さんが無事に逃げ切れたことを祈っているという。
海や川、湖など水のあるところ好きなんだよね。
水属性だからかな?
僕も蛙男さん見てみたいかも・・・
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