【時空の歪み】廃墟屋敷がまだ奇麗だった頃の記憶
975名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/11/05 20:01
小学校の頃、通学路の途中に鉄柵風の門がまえのあるところがあって、ある日、珍しく一人で帰っていた時に通ると、門のところに女の子が立っていた。
ニコニコしていたので、話しかけると同じ小学校の子だった。「中で遊ぼう」と言われて、門を通って小道を通り抜けて歩いていくと、そこはきれいな庭。
ゆりかご式のブランコや鉄棒やすべり台もあって、花もたくさん植えてある。家も古びてはいるが、洋風っぽい造りで、日本ではないような雰囲気でとても素敵だった。なにかの物語の中の場所に来たようで、やたらと興奮してハイテンションで遊び狂いましたw
ただ、家の人はいないらしくて、家の中には入らなかったけど。すっかり、その子と仲良くなって、「また、明日遊ぼう!」と約束をして帰りました。
次の日、学校でその子を探してみたけど、そんな子はいなかった。学年も違うし、何かの間違いか、はたまた違う学校なのに嘘ついてたのかなー?なんで?などと思いながらも、またあの庭で一緒に遊びたくて、しばらくの間は、毎日その門の前を愛おしそうに眺めながら通っていました。
975名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/11/05 20:01
1ヶ月くらいして、あの日以来、いつまで経っても会えないので、思い切って門の中に入って、呼んでみようと思った。
「すいませーん」と言いながら、門を開けて小道を入っていったら、何か雰囲気が違う。庭まで辿り着いたら、まるでそこは廃墟。花壇の跡のような場所には、花ひとつない。錆びれた家に、ボロボロに錆びた遊具の数々。
とても人が住んでいるとは思えない感じ。何か怖くなって、走って家に帰ってきたが、子供の頭で「引っ越したのかな」と思った。だけど、たった一ヶ月くらいで、あんなに錆びれちゃうのかなーと不思議な感じがした。
しばらくして、近所の叔母が遊びにきた時に聞いてみたら、
「あそこは十年以上空家なのよー」
と言われて、なにがなんだかわからなくなって、今でも不思議で仕方ない。
979名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/11/05 20:07
>978
そういうのって不思議なんだけどちっとも怖くないんだよね。
いい思い出っていうかんじ。
980名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/11/05 20:20
>>979
うん、そうそういい思い出。
でもさすがに、あの廃墟を見た時は、ちょっとゾーっとしちゃったけど。
今でも、あの庭や家のあたたかな雰囲気を思い出しちゃいます。
もしも実在していたのなら、そして、今でもその子と友達だとしたら、あの庭でお茶でも飲みたい。いつまでも心に残る、本当に素敵な場所でした。
地元新宿区での話で、現在住んでるのは別の区なんだけど、訪ねていってみようかな。今はもう、あの門もないのだろうか。

キキ
まだ屋敷が奇麗で整備されていた頃だったんだろう。
それも時代の流れとともに廃墟となってしまい、今となっては見る影もなくなってしまった・・・。
その時遊んだ女の子は大人の姿で、どこか別の場所にいるかもね
ディスカッション
実際には、投稿者は友人と一緒に鬼女(姿は女児)と遊んだ。
友人が選ばれて喰われた。友人については投稿者の記憶から完全に消えた。
公的にも事件にはならず、家出として処理された。
↑最近見かけないからようやく消えてくれたのかと思ったら、まだいたのかよ珍妙妄想解説さん…。