【時空の歪み】瞬間移動するおばあさん

異次元・異世界,霊感・占い・神秘

 

127 :本当にあった怖い名無し:2006/03/07(火) 02:49:48 ID:1/9rPOfpO

小学生の頃、近所に杖をついたホームレス風情のおばあさんがいた。
いつも近所をうろついていたが、スーパーのベンチで弁当を買って食べているのを何度か見たので、金はあったらしい。
もしかしたらホームレスじゃなかったのかも。

 

そしてある日、そのスーパーのトイレに行ったら、そのおばあさんがいた。
三つある洗面台を順番に移動しながら髪を梳かしている。
洗面台と床にばらばらと落ちる抜け毛、酷い異臭。
幽霊のような佇まいにガクブルして、その日はそのまま逃げた。

 

 

127 :本当にあった怖い名無し:2006/03/07(火) 02:49:48 ID:1/9rPOfpO

そして後日、母と買い物をしに車に乗っていると、またそのおばあさんを見かけた。
足をさすりながら、バス停のベンチで休んでいるようだった。

 

そして、スーパーに着いて中に入ると、なんとそのおばあさんが肉売場をうろついていた。
バス停からスーパーまで車で10分。
車の私達に歩きで追い付く訳がないし、
もしあそこからタクシーやバスを使ったとしても、私達の方が早く着くのは明らか。
瞬間移動したとしか思えない。

 

 

127 :本当にあった怖い名無し:2006/03/07(火) 02:49:48 ID:1/9rPOfpO

その日の夜、私と母は今度は歩きで習い事から帰っていた。
すると、また前方におばあさん発見。
度々の奇怪な行動に母と二人でガクブルしたが、しかし母はとんでもないことを言いだした。
「私、いつもあのおばあさんがどこへ帰るのか気になってたの。ちょっとつけてみない?」って。
なんちゅー大人だと思ったが、面白かったので母と二人おばあさんの後を追った。

 

おばあさんは路地を曲がった所の電柱に近づいていって、抱きつきスリスリし始めた。
あまりのキモさに母を目を見合わせたが、次また目を向けるともうおばあさんはいなかった。
そこは一本道で曲がり角はない。

 

私と母の間では、あのおばあさんは電信柱の妖精ってことになってる。
それ以来見かけない。
気味悪かったけど、思い出すとちょっと楽しいwww

 

 

128 :本当にあった怖い名無し:2006/03/07(火) 04:50:37 ID:Ac8DxVGcO

異臭を放つ妖精・・・
シュールだ

 

しかしおかん勇気あるね

 

 

129 :本当にあった怖い名無し:2006/03/07(火) 06:07:39 ID:1/9rPOfpO

>>148
人に迷惑かけることは絶対しないしっかり者の母でしたが、
ちょっとそーゆーとこが抜けてるというか…たまに好奇心が理性を越えてしまうことがあるみたい。

 

まぁ十年近く前の話だから、もし人間だったとしてももう会えないだろな…おばあさんだったし。

 

 

Right Caption

キキ

妖精ではないと思うw
時空の歪みで瞬間移動できる能力を持ってたんじゃないかな
霊感があって、時空が歪んでる場所を知ってたとか

それか、そのおばあさんを認識できたのって、投稿者とその母親だけだったとか・・・