【オカルト】学校の肝試しイベントで不思議な体験をした
92 :肝試し 1:2006/04/12(水) 15:55:23 ID:al4RZS040
これは僕が小学5年の時の話です。
5年生になると夏休みに一泊二日で学校に泊まって、
自分達で飯作ったり、何か作業(何したか忘れてしまった)したりして、プチキャンプみたいな行事がありました。
で、夜になると肝試しがありました。
体育館から男女一人ずつペアで順番に決められたルートで校舎を歩いて、
体育館から一番遠い南側の離れた校舎に行くんです。
僕は好きな子とペアになればいいなと思っていましたが、
そんな都合よくペアになれる訳も無く、違う子とペアになりました。
ただ、その子(Sさんとしておきます)は可愛い系のグループの一人で、仲も良かったので、
まぁ不細工な奴となるよりかはマシだなと思いつつ、自分達の順番を待っていました。
で、自分達の順番になって体育館を出ました。
当たり前ですが、校舎は真っ暗でシーンと静まり返っています。
最初の理科室に入るところで、
「お前先に入れよ」「嫌や。○○が先に行ってよ!」
などと軽口を叩きつつも、ちょっとドキドキしていました。
理科室では先生が物陰から飛び出てきたりで、Sさんはキャーキャー言っていました。
僕はまぁ、予想できていたし身構えていたので、声に出す程びっくりしませんでした。
理科室を抜けて、「びっくりしたねぇ」「別にぃ」等と言いながら廊下を進み、2階に行く為に階段を上ろうとした時でした。
いきなり「キャハハハハハハハハハハハハハ!!!」と大きな笑い声がしました。
油断していた僕とSさんは、「うわああああぁぁぁぁぁぁああ!!!!」と笑い声の方を振り向きました。
ちょうどその階段の隣の奥に職員トイレがあった為に、せまくて短い廊下がありました。
そこに女の人立っていて、こっちを見て大声で笑っているのです。
93 :肝試し 2:2006/04/12(水) 15:56:06 ID:al4RZS040
真っ暗で階段の手すりが死角になっていたので、横を通っても気付かなかったのです。
ビビりながらも、暗くて顔がよく見えないその女の人に僕は、「びっくりしたぁ!先生誰?」と声を掛けました。
しかし、女の人はまだずっと笑ってこっちを見ています。
「?」と思い女の人に近づくと、!!?先生と違う!?見た事ない人や!!!と気付きました。
その人は、この学校では一度も見た事の無い女の人でした。
僕は恐怖とパニックで、笑い続ける女の人を無言のまま見ていました。
Sさんも僕と同じで、無言のまま女の人を見ていたと思います。
すると突然、大声で笑い続けていた女の人がピタッと笑いをやめ、
「…違う」と言って、無言のままこっちを見ながら、ゆっくり真っ暗な職員トイレに入って行きました。
Sさんが呆然と立ち尽くす僕の袖をギュっと引っ張って、「早く行こう」と呟きました。
「あぁ…」と僕とSさんは歩き始めました。
僕はSさんに「あの人見た事ある?俺見た事ない」と聞くと、Sさんは「私もない…」と言ったので、
二人無言のまま歩いて行きました。
94 :肝試し 3 :2006/04/12(水) 15:57:15 ID:al4RZS040
その後、工作室や保健室などを通りましたが、先ほどの恐怖があったので大してびっくりもせず、
みんなが待ってる南校舎の会議室に着きました。
そこには60人ぐらい集まっていました。
僕たちの学年は130人くらいいたので、そのまま僕らも全員ゴールするまでそこで待っていました。
僕はさっきの女の人が誰か気になって、クラスの男子に「階段のトコで…」と聞いてみる事にしました。
しかし、みんなそんな人はいなかったと言うので、
こいつら俺をからかいやがってと思い、女子にも聞いてみる事にしました。
しかし、女子もそんな人はいなかったと言うんです。
逆に「○○(俺)君はいっつもそんな冗談言うよね」みたいな反応をされたので、
同じペアのSさんが「私も一緒に見た」と反論しました。
しかし、やっぱり誰も見た人はいませんでした。
僕はマジかよ…と思いつつ、新たにゴールしてくる奴に聞いて回りましたが、そんな人は出てこなかったと言われました。
そして、そのまま全員がゴールして肝試しは終わりました。
不安な気持ちでいっぱいだった僕は、担任に女の人の事を聞いてみました。
「階段のところで脅かし役をやってた人は誰か?」と聞いたところ、
「階段に脅かし役はいない」と言われたので、
僕が見たその女の人の特徴を(髪が肩より下まで伸びてて等)を言って、
「そんな感じの人、今学校にいますか?」と聞いてみました。
「××先生の事?」と言われたんですが、「いえ、絶対に××先生ではありませんでした」と答えると、
担任は「○○、冗談言ってるやろ?」と言い出しました。
仕方ないのでSさんを呼んで来て、同じ証言をしてもらうと、
担任は「じゃあちょっと見回ってくる」と言って、何人かの先生と校舎を見回りに行きました。
数十分後帰ってくると「そんな人はいなかった」と、女の人の件は終わってしまいました。
僕は釈然としないながらも、あきらめて寝る事にしました。
その後、その女の人が誰かは結局分かりませんでした。
一体あの女の人は何者だったのか、たまに考える事があります。
小学校の時は幽霊だ!と思っていましたが、今では変質者が紛れ込んでたのかなと思う様になりました。
ただそう考えると、ちょっとゾクッっとくる怖さがあります。
今の時代だったら、俺とSの証言で多分中止なるだろうな。
その人を探すために現世を移動してるんじゃないないかな
その土地に留まらず自由に浮遊してる幽霊だから、対象の相手以外には無害だと思う
対象の相手だと誤認されるか、気に入られた場合は憑かれる可能性もあるけど
ディスカッション
ハゲホモの校長が、女装して勝手に参加していた。
あまりに外見が違い過ぎて分からなかった。