【妖怪】お出迎えしてくれる猫又

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20 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/05 13:45

俺のばあちゃんが子供だった頃、家で猫を飼ってたらしい。
で、ばあちゃんの父ちゃん(以下ひいじいさん)が畑仕事から帰る時間になると、
決まってその猫が迎えに行ってたんだと。

 

ある日、いつもの時間よりだいぶ遅くなってから、猫が迎えに来たことがあった。
ひいじいさんは猫に向かって、
「今日は随分遅かったなぁ。心配したぞ」と、何となく言ったそうだ。
すると驚いたことにその猫が、
「今日はおじやが熱くて食べるのに時間かかった」とつぶやいたそうだ。

 

 

20 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/05 13:45

家に帰って、ばあちゃんの母ちゃんに、さっきの話しは伏せておいて、
「猫が来るのが今日は遅かったなぁ」と、それとなく言ってみると、
「あぁ、今日はおじやが熱かったみたいで、随分食べるのに時間かかってたみたいで」
と、猫が言ったことと全く同じ答えが返って来たそうだ。

 

それ以来、何だか怖くなったひいじいさんは、その猫ににぎり飯を背負わせ、
「おまえは多分、化け猫だ。人間とは一緒に暮せねえ。元気で暮せ」と、山に捨てたと言うことだ。

 

その話を聞くたびに、猫が可愛そうで納得がいかなかった。

 

 

21 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/05 13:51

面白い!
化け猫ならきっとうまく暮らしていってるよ。

 

 

22 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/04/05 13:55

>>19
それって作り話だろ。

 

 

23 :20:03/04/05 14:07

>>21 thx。

>>22 まぁ俺も、ひいじいさんが猫を捨てる口実を作ったんだろうとは思う。
ばあちゃんはマジメに信じてるみたいだが。
ばあちゃんが言うには、一般的な猫よりふた周りほどデカくて、
何よりそれまで(文字通り)猫可愛がりしていたひいじいさんが、急にある日を境に猫を避けるようになり、
とうとう山に捨てたっつーのが解せない、と今でも力説してるよ。

 

 

24 :(@’ω’@) ◆ozOtJW9BFA :03/04/05 14:08

>>20
御迎えにきてくれる良い猫なんだから、化け猫でもいいじゃん!!

 

 

25 :20:03/04/05 14:16

>>24
うん。ばあちゃんは泣いて止めたらしいけど。
その後、すぐに他の猫(のら猫だったやつ)を飼い始めたらしい。
ソイツは至って普通の猫で、最期まで看取ったらしいよ。

 

 

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キキ

可哀想だけど、こればっかりは仕方ないね・・・。
昔はそれこそ、その時代の考え方があって相容れない所があったのだろう。
猫又が人を喰い殺す話もあったからね。
手毬ほどの火の玉を出したり、糸車をくるくるする程度の事なら全然良いんだけど、人を喰い殺す事になるなら話は別だからね。
現代のように妖怪などが迷信で無く、本当に信じられていた時代だからこそ、こうするしかなかったんじゃないかな