【時空の歪み】刀と兜と遡る時空

守護霊・感動・しんみり,異次元・異世界

 

862 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 18:19:44 ID:UBibvW510

子供の頃って錯乱すると、訳のわからん行動をしてしまうもんだよな。

 

子供の頃で思い出した俺に起こった不可思議なお話。
5月の節句で俺の為に飾ってくれていた兜と小刀。
幼稚園生だった俺には、魅力的な遊び道具にしか見えなかった。
その長さ30cm程の模造刀を、自慢げに自宅前の公園にこっそり
持ち出して、友達と遊んでいた時の事だった。

 

勿論、模造刀だから刃に触っても切れはしないんだが、先は鋭くて
何かの拍子で俺は可愛がっていた弟分の目を刀で突いてしまった。
噴出す血にパニックになりながらも、慌てて自宅まで俺は母ちゃん
を呼びに走った。

 

長くなったので分けます。

 

 

863 862の続き 2006/01/24(火) 18:37:18 ID:UBibvW510

慌てて駆けつける俺の母ちゃんと、その子のお母さん。
公園も騒然となって救急車で運ばれていく弟分。
子供ながらに取り返しの付かない事をしてしまったのが解った。
泣きながら自宅へ連れ帰されると、暗い仏間の隅で独り泣きじゃくっていた。

 

どれ位そこで泣いていたのか解らないが、うつ伏せになり泣いていた俺の
周りが明るくなっている事に気が付いた。まるで朝日が差し込むように。
その事故が起きたのは昼の2時頃だったはずだが、あたりの雰囲気は
すっかり朝のそれだった。チュンチュンとなく雀の鳴き声、差し込む光。
突然、母ちゃんの声が聞こえた。
「あんたそんなとこで何してんの!早く歯を磨きなさい!」
訳も解らないまま顔を上げると、朝の忙しい我が家の風景だった。

 

文章をまとめる事が出来ないんだろうか俺otz

 

 

864 863の続き 2006/01/24(火) 19:15:18 ID:UBibvW510

訳が解らず母ちゃんに「ごめんなさい、ごめんなさい」とただ誤って、
俺は「○○ちゃんどうなったの?」聞いてみたが、
「○○ちゃんどうかしたの?」と逆に聞き返してくる始末だった。
俺は「だから、昨日刀を目に突き刺しちゃったじゃないか~」と言うと、
「何!あんたそんな事したの!怪我は?昨日の何時したの?」
と、聞き返すばかり。ますます解らなくなり今の兜を見に行くと刀が無い。

 

理解できぬまま幼稚園に行くと、弟分は目に眼帯をして来ていた。
あ~やっぱり俺はやってしまったんだと落ち込み、恐る恐る誤りに
お母さんと一緒の弟分の所へ行くと、普通に「○○ちゃん(俺)おはよ~」
「○○(弟分)今朝からばい菌が入っちゃて、目が腫れちゃってるのよ~」
「いじらないように見張っててね」と予想外の事を言ってきた。
腫れた目は昨日俺がしたしまった事とは関係なく、今朝起きたらなっていた
と言うし。頭が混乱したまま自宅へ帰ると母ちゃんが、
「あんた、刀どこにやったの?危ないから遊び道具にしちゃ駄目だっていったでしょ!」
前の公園に訳も解らず探しに行くと、ベンチの上に刀が置いてあった。

 

夢じゃなく確かに俺は弟分の目を突いてしまった筈なのに、何事も起きてない
日常に戻されていた。暗い部屋で独り泣いていた筈なのに。
弟分の目の腫れといい、刀の紛失といい、本当に未だに理解できない出来事でした。

 

ほんと長文すみません。読み飛ばしてください。

 

 

871 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 21:14:18 ID:UBibvW510

レスありがとうございます。>>862ですが、
追記しますと、日付は幼すぎて戻ったのか解りません。
兎に角、申し訳なくて、怖くて、いつも一緒にいた弟分だったので、
悲しくて悲しくて。

 

人間関係が変わったりしていた事は、無かったような気がします。
その後も、節句のたびにその短刀を見ると思い出していました。
俺の記憶違いや、傷の程度を見間違ったとか、親の隠蔽w
どれも違うと信じています。
生々しく突き刺してしまった感触や、流れる鮮血、泣き声、大人達の慌てっぷり、
体験した記憶として残っております。

 

 

873 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 23:26:27 ID:nVdnCHPd0

>>862
そのベンチにあった刀にはなんの痕跡もなかったの?
抜き身に汚れとか。

 

 

874 本当にあった怖い名無し 2006/01/25(水) 00:06:53 ID:UBibvW510

>>873
確かではないですが確認した記憶があり、なんの形跡もありませんでした。
血が付いていた!なんていうと面白いですが、現実は変わりなくただ
ベンチに置いてありました。その日はずっ~と頭がボォーとしてて、
言いようの無い不安感が自分を支配していたように覚えています。

 

差し込んできた朝日がとても神々しく暖かだった。

 

 

Right Caption

キキ

良かったねぇ。ご先祖様が事故を無かった事にしてくれたのかな。
時間を遡ったと言うより、事故は別の事故に置き換わった感じよね。
さらに弟分の怪我も軽くなっている。
ご先祖様のお墓参りとかきちんと毎年した方がいいよ