【オカルト】川の狐のつままれ

不思議・奇妙・不気味,山・森・峠

 

153 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2013/05/21(火) 20:28:54.61 ID:DKYMwAuh0

友人の話。

 

 

153 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2013/05/21(火) 20:28:54.61 ID:DKYMwAuh0

馴染みの山道を一人歩いていると、行く手にいきなり川が現れた。
流れは結構早くて幅もそれなりにあり、ちょっと歩いて渡れそうにない。
「・・・妙だな、こんな所に川なんて無かった筈だけど・・・」
そう訝しく思いながら、腰を下ろして一休みすることにした。

 

 

153 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2013/05/21(火) 20:28:54.61 ID:DKYMwAuh0

煙草を取り出して、火を付けた次の瞬間、
サーッと水が引き始め、あっという間に川は姿を消してしまった。
驚いた彼は川のあった場所へ駆け寄り、地面を調べてみた。
土は黒色に濡れており、先程までここに水が流れていたのは間違いない。
まるで狐につままれたような思いで、かなりの時間そこで呆けていたそうだ。
水は二度と流れてこなかったという。

 

 

Right Caption

キキ

うおー!狐か狸、はたまた天狗の仕業に違いない!
水遁の術で水を作り出していたに違いない・・・!
煙草の煙を嫌う事から、動物の可能性が高いから、狐か狸が濃厚だと思う