【オカルト】氾濫する川の治水工事
970 :本当にあった怖い名無し:04/12/16 21:49:51 ID:Uf5GdTFW
母が小学校二年くらいのとき、母の父親は毎年氾濫を起こす川の治水工事を任された。
川のそばに廃れたお寺だか神社のお堂があり、工事を始めたころに一人のオッサンが住みついてしまった。
オッサンは人夫でもないし、近所に見知った人も無く、何者かといえば乞食としか云いようがない人物。
しかし幼い母からみると、結構な齢には見えるが小綺麗な服を来て、立ち居振舞もなんとなく上品に思えたそうな。
地域の人達に面倒を看てもらえないそのオッサンに、母は両親の言いつけで食事を運んでいた。
そして治水工事も終わった頃、そのオッサンもどこかへ行ってしまった。
970 :本当にあった怖い名無し:04/12/16 21:49:51 ID:Uf5GdTFW
あとで考えてみれば、あれだけ荒れていた川の工事が何事もなく完了したのはあのオッサンのおかげかもな。
と母たちは話しあったそうです。
971 :本当にあった怖い名無し:04/12/16 21:59:24 ID:A9CczmPQ
人柱?
972 :970:04/12/16 22:40:42 ID:Uf5GdTFW
>971
ゲッ。そ、それはないと思いたい。
母の話ぶりも「水の神様だったんじゃないかね」って感じだったし。
四国の田舎とは言え、たかだか五十年くらい前の話だし、、、
イ、イヤなこと言うなよな。
守護してくれてたっぽい気がする・・・。
地域に住むすべての人間がその人を見放したり、追い出したりしていたら、工事で死者が出ていたかもしれない・・・。
地域に住むすべての人間がその人を見放したり、追い出したりしていたら、工事で死者が出ていたかもしれない・・・。
ディスカッション
食事を持っていくなんて優しい家族ですね…いいお話でした
オッサンは両親の秘密をネタにして強請っていた。食事で油断させつつ、プロに依頼しで始末させた。