【ホラー】俺の周囲の人達が怖すぎる

生きてる人間が一番怖い,笑える霊体験

 

298 :本当にあった怖い名無し:2010/03/08(月) 00:29:59 ID:77L/bM4A0

友人達が体験した幽霊話。
友人達によると大学生の頃、幼馴染の数人でスキーがてら温泉に行ったそうな。

 

ま、学生という事もあり、金はそんなに無い。
当然宿は安宿になる訳で…まぁ、良く言えば趣のある湯治場。
温泉は離れにあったそうで、薄暗くて長い廊下を皆で歩いていたところ、廊下に何かが落ちている。

 

ん?と目を凝らすと、落ちていたのは手首。

 

 

298 :本当にあった怖い名無し:2010/03/08(月) 00:29:59 ID:77L/bM4A0

それだけでも十分猟奇的で、恐怖心をあおるものだが、ソレは猛スピードで5本の指で這い寄ってきた。

 

当然、ほとんど霊体験の無かった友人達はパニック。
皆そろって逃げようとする中、先頭を歩いてたT(仮名)だけは無言のまま前に進み…
素足でガスッとその手を踏みつけた。

 

踏みつけられてジタバタもがく手首を見下ろし、
「何だ、これ?」
いや、どう見ても手だろ!?つか、踏みつけられるのかよ!?
と、パニックになりながらも、心の中で突込みを入れる友人達。

 

暫くもがく腕を見下ろしながら、おもむろにTは渡り廊下の窓を開けると、
「通行の邪魔だ」と、雪の降り積もる外へ蹴りだしたらしい…
蹴りだされた手首は雪の中で暫く硬直した後、スーと姿を消したそうですが…
Tは何事も無かったかのように窓を閉めると、
「さすがに寒いな。温泉に入るんだろ?さっさと行くぞ?」と歩き出した。

 

友人達は「コイツ…コエェよ…(;゜Д゜)」と、幽霊よりもTに恐怖を抱いたそうな…

 

つか…踏みつけられた挙句に雪の中蹴りだされたハンドさんがカワイソス…(´・ω・`)

 

299 :本当にあった怖い名無し:2010/03/08(月) 00:36:53 ID:77L/bM4A0

だが、友人達の恐怖はこれで終わらなかった。
後日飲み会の時に、酔っ払った勢いでこのときの話になった。

 

その時、Tの兄K(スキー旅行には同行しなかった)が一言。

 

「なんでTってば、持って帰らなかったの?
 踏めたって事は、質量があったって事でしょ?てことは、細胞も取れるじゃない!面白い研究できたのに!!」
と、大真面目な顔で言ってのけた。

 

ちなみにKは製薬会社の研究員。

 

日頃から、弟達や末妹に対する愛情表現に難があったせいで、
(歳の離れた末妹を溺愛し、弟達を可愛がりつつ薬の実験台にするマッドサイエンティスト)
それまで友人達からは「いい人なんだけど、思考が斜め上をカッ飛んでる」という評価だったのが、
これ以降、この世でもあの世でも一番敵に回しちゃいけない人No1に輝きました。(;^ω^)

 

K曰く、
「そりゃ現実の死体なら、それなりの倫理とか法律とか絡んでくるけど、
 幽霊なら人権も倫理も法律も関係ないし!Σъ(゚Д゚)」
だそうで…

 

いや…法律はともかく、元人間として最低限の人権は認めてあげたってください…
ハンドさんが可哀想過ぎる。
死んからもこんな兄弟のせいで、恐怖にさらされるなんて…・゚・(ノД`)・゚・。

 

 

300 :本当にあった怖い名無し:2010/03/08(月) 00:49:42 ID:R80t3wzw0

「人格はともかく、ああいう人間は良い仕事するぞお」という鏡のような人だなKwwww

 

 

301 :本当にあった怖い名無し:2010/03/08(月) 02:01:50 ID:J0q/gcrE0

>>298
そのTさんは寺生まれなの?

 

 

302 :本当にあった怖い名無し:2010/03/08(月) 13:25:03 ID:77L/bM4A0

>>300
そのまんまです。仕事は出来るんだけどねぇ…
悪戯好きで、毎年ハロウィンの日に仮装して家族や友人を絶叫させるのが趣味なんだが、
去年は『のっぺらぼう』(特殊メイク)でしたさ…orz
直後帰って来た末妹に「何ッ!?キモッ!」と顔面にバック投げつけられて、
階段の手すりと角で後頭部強打してたけどなw

 

>>301
いや、寺生れのTさんじゃないよ。残念ながら(笑)
どちらかと言えば武術の家系だったらしい。
曰く付きの日本刀とか置いてあるけど、(妹以外は)誰も気にして無い。
気にするはずも無い。あの兄弟だし…

 

むしろ社寺関係で言えば、俺の親父の方かな。
先祖が白蛇(神)さんと人間の女との間に出来た子供らしいし、(家系図に書いてある)
元の職業は神社のシャーマンだったらしいのね。(その後武士になったり忙しい(笑))

 

今じゃ普通の家だし、うちの親父さんも伯父さんも霊感0だが、生命力は爬虫類並で、
肺癌の手術しても、あばら骨全滅&腰椎も骨折状態でも、マムシに咬まれても、
1週間足らずで退院してきちゃうようなチートっぷり。
爺ちゃん(とっくの昔に故人)なんか、肺炎で逝き掛けた孫(俺)を三途の川に突き落とすし…

 

…俺の周囲はこんなんばっかかよ…_| ̄|○ il||li

 

 

303 :本当にあった怖い名無し:2010/03/08(月) 14:13:29 ID:mgYd2xk20

>>302
なんか生命力バツグンだなw
言い方が悪いが。自殺しようとしても、アレ?死ねなくねぇ?って感じだなw

 

 

305 :本当にあった怖い名無し:2010/03/08(月) 20:43:37 ID:3++VzyGg0

マムシの毒は体内から排出されるのに8時間かかるので、8時間持ちこたえられればこっちの勝ちだw
ま、大概の人間は1時間半程で死ぬけどな。

 

じーちゃんの乱暴な愛情に乾杯。

 

 

307 :298:2010/03/08(月) 22:44:10 ID:77L/bM4A0

そもそもうちの親父達に、自殺という考えは無い。絶対に無い。
戦争を経験している世代だから、『生きてるだけで儲けもの』という考え。
だから、伯父貴がマムシに咬まれた時(農作業中)も、
咬んでいるマムシを見る→「イテェな!」と地面に叩き付けて殺す(一撃必殺)→
タオルで腕を縛る→農具を片付ける→家に帰る→タクシーを呼ぶ→病院へ行く→
「マムシに咬まれたんだけど…」と受付のお嬢さん達を蒼褪めさせる→受診・即入院
という経過をたどったらしい…救急車呼べよ……orz

 

しかも能天気に伯父貴ってば、病院からTELしてきて、
伯父『いや~マムシに咬まれちゃったよ~(∀`*ゞ)テヘッ』
親父「兄貴も年食ったなぁvマムシごときに咬まれるなんてw ( ´,_ゝ`)プッ 」
なんて、ケラケラ笑いながら会話するし…。

 

まぁね。伯父貴はドツいてきた猪を「イテェじゃねぇか!」と素手で絞め殺すわ、
親父は、畑の作物荒らすからと言う理由で鳩に石ぶつけて殺しちゃうわ…
(元猟銃所有者でしたけど、今は免許返還済み。…銃もって無くてもソレか…アンタ)
なんつうか…ルーデルとシモ・ヘイヘが兄弟になったような感じですよ。

 

もうやだ。この人達…。・゚・(ノД`)・゚・。

 

 

308 :298:2010/03/08(月) 22:54:08 ID:77L/bM4A0

爺ちゃんがなんか人気あるようなので(笑)

 

子供の頃の俺は身体が弱くて、その時も肺炎で寝込んでいた。
その時は本当に容態が悪かったらしくて、「一歩でも歩かせたら、死ぬよ!?」って親は医者に言われていたらしい。

 

が、その当時40代で超ヘビースモーカーな親父は、
事もあろうにヒーヒー言ってる俺の傍で、新聞読みながらタバコ吹かし始めたんだよ!!(;゚Д゚)
当然タバコには副流煙というものがあるわけで、肺炎の俺にクリティカルヒット。
気が付いたら、川の浅瀬に立っていた。

 

水が子供のくるぶし程度の深さしかなくて、周囲には濃い霧が掛かっててなーんも見え無い。
「あれ~?」と思っていたら、川の向こうにぼんやりと人影が…
良く見るとそれはうちの親父だったんで、俺はなんとなくほっとしながら「お父さん~」と言いながら近寄ったんだよ。
でも走り寄った俺に対して、親父は眉間に皺を寄せながら「お前はまだ早い!」と川に突き飛ばしやがった。

 

バランス崩した俺は尻もちを付くような形で転びかけたんだが、
浅瀬だったはずの川がいきなり水嵩が増えて、俺はそのまま濁流に流された!
とっさに何かにつかまろうとしても何もないし、水も飲んじゃって、苦しくて死ぬかと思いつつ目を開けたら、
くわえタバコで馬乗りになってる親父の顔が…。

 

急に静かになったんで、ふと俺を見たら呼吸をしてなかったらしい。
心臓マッサージをして蘇生させたそうだが…

 

とりあえず心マの前にタバコ消せよ。親父…(苦笑)

 

 

309 :298:2010/03/08(月) 22:54:54 ID:77L/bM4A0

結局アレは夢だったのかと子供なりに納得して居たんだが…話はこれで終わらなかった。

 

10数年前、親父が小学生の頃に無くなった爺ちゃん(40代で亡くなったらしい)の50回忌に俺も参加する事になった。
親父を含めてクローンかという程良く似た伯父貴達を横目に、初めて爺さんの遺影を見た俺は固まった。
…40代の頃の親父そのものじゃん…
つうか、婆ちゃんの遺伝子どこ行ったんだよと問い詰めたい位のクリソツ。
しかも息子3人そっくりって、どんだけ爺ちゃんの遺伝子強いのよ?(孫の俺もそっくりなんだがな…)
その時、俺は悟った。
あの時対岸に居たのは親父ではなく、爺ちゃんだったという事に。

 

まぁね、うちの親父も「泳ぎ教えてやる~」と、兄貴を沖でボートから突き飛ばしたり、
俺を3mの岩棚から蹴り落としたりする人でしたが…
…爺ちゃん…末孫を三途の川に突き飛ばさないでください…_| ̄|○ il||li
こんな性格までも似てるって…

 

でもまぁ…20歳まで生きられないと言われてた俺が、身体が弱いなりに職に付いて独り立ち出来てるのは、
あの時爺ちゃんに突き飛ばされたお蔭かな?
爺ちゃん、ありがとな。

 

 

311 :本当にあった怖い名無し:2010/03/08(月) 23:35:32 ID:NKSw90FM0

なんなのお前んちwwwwww

 

 

312 :本当にあった怖い名無し:2010/03/08(月) 23:42:48 ID:R80t3wzw0

こんな漫画みたいな一族、実在したのかよwwwwwww

 

 

313 :本当にあった怖い名無し:2010/03/08(月) 23:45:46 ID:r3+q/7aR0

落語でさ、鬼が三途の川を船で亡者達を渡してるのね。
で、言う台詞が「船から落ちるなよ~落ちたら生きるぞ~」

 

っていうの思い出した。
随分前に聞いた落語なんで、古典なのか創作なのかすら覚えてないけど。

 

 

314 :本当にあった怖い名無し:2010/03/09(火) 00:14:28 ID:MUs98q81P

298は専スレで一族の話を書いて出版されてしまえばいい

 

 

315 :本当にあった怖い名無し:2010/03/09(火) 01:32:05 ID:Q7mpr1sa0

>ID:77L/bM4A0
もしかしてお前ん家の名前「江田島」だろ

 

 

316 :298:2010/03/09(火) 02:24:01 ID:95zq/QTK0

>>310-312
ごめん…リアルなんだな。コレが…
いっそマンガだったら、どれだけマシかと思うんだけれども!!。・゚・(ノД`)・゚・。

 

なんつうか…年功序列が厳しい土地という事を差し引いても、親父や伯父貴に逆らおうとは思えません。
だって、自分よりもはるかにタッパがあって、体重もある兄弟力士に喧嘩売られて、一人で伸す様な人ですよ!?(伯父貴)
熊に近距離接近されて、とっさに猟銃の銃底で殴り倒すような人ですよ!?(親父)
しかも恐ろしい事に、親父にしろ伯父貴にしろ『これ位は普通だよな~?( ´゚д゚)(゚д゚` )』と、本気で思ってるところだな。
この人達に、どうやって勝てと!?(;゚Д゚)
ひ弱な俺には絶対無理!(親父に似て)回復能力は高いけど無理!せいぜい2時間で傷ふさぐ程度だから!
触らぬ神に祟り無しです…うん。

 

>>313
爺ちゃんが渡し守の鬼やってたら、若い者なんて片っ端から蹴落としてる気がする。
「こんな所に来てる暇あったら、働け!!」って…(笑)

 

>>314
需要あんのかよwww
万一、親父や伯父貴にばれたら、冗談じゃなく締め殺されそうなのでやめとくw

 

>>315
うちの親父も伯父貴も、江田島平八じゃねぇぇ!!(爆笑)
見掛けにしたって、あんなマッチョでも濃くもない。
人が良さそうな武田鉄也や南こうせつ系だよ。(九州男児なんで)
…見掛けと中身が果てしなく乖離しているような気がしないでもないが…(;´Д`)
ヒントをあげるとするならば、太平洋戦争末期で陸軍大臣やってた人とは、同じ先祖を持つ間柄です。
直接の親族ではないですけどね。(漢字は同じだが、読みが違うし)

 

 

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キキ

つ…強い…!!
神との間に出来た子というのは伊達ではない…という事か…