【不思議】これが妖精さん?
372 :英一郎:2007/11/10(土) 17:11:32 ID:uCnpRUZZO
妖精を見た・・・気がする。
大学行くときに電車を待っていて、ホームの椅子に座っていたら、
exerciseみたいな動きをする子供(小学生位)が突然俺の前に現れた。
何時視界に入ったかわからないが、チョコマカと手やら足やら一生懸命動かしてる。
電車と人が接触しないようにするための黄色い線があって、その子供は明らかに線を越えて、
ホームの端ギリギリのラインでテンヤワンヤしていた。
駅員さんも近くにいたけど注意する様子も無く、とうとう電車が来てしまった。
子供は夢中で踊って(?)いた。子供の手が電車に接触した。ボーっと見る事しか出来なかった。
そして、飲んでいたCoffeeを吹いた。
電車の外装から手が抜け出してきたり、めり込んだりしてたからだ。
所謂、人間が立体映像に指で触れようとする、これの逆バージョン。
ここで初めて、その子供は人間では無い、という考えが生まれた。これが妖精さんなんだろうか?
372 :英一郎:2007/11/10(土) 17:11:32 ID:uCnpRUZZO
その次の電車は俺が乗らないといけない電車なので、ちょっと興味本位で子供の近くに近づいてみた。
頭の中で「どんな子だろう」と思いながらその子を見ると、
頭の中に子供の声で、『どんな子だろう』って響いてきた。
「えっ?」と思った次の瞬間、また頭の中で『えっ!』と響いた。
「エコー?」そう思ったが、今度は何も返ってこない。
驚きはしたが取り乱す程でもなかったので、もう少し詳しく見てることにした。
「たまたま返ってこなかったのか?」思う。
『たまたま返ってこなかったのか!』
しっかり響いた。
また「エコー?」思う。・・・返ってこない。
「返せない”音”が在るんだな」と思った。
『返せない”音”が在るんだな』
少し悲しそうな声が響いた。
どこかの国のお伽話(?)に登場する、エコーの事を思い出した。
372 :英一郎:2007/11/10(土) 17:11:32 ID:uCnpRUZZO
「俺のイメージではもっと小さいんだけどな」
『俺のイメージではもっと小さいんだけどな!』
「少し怒った?」
『少し怒った!』
ちょっと楽しくなってきた。けど電車がもう見えている。
俺は少し淋しい気がしたが、子供に別れを告げる。言葉で。
後ろに中年のおばちゃんが数人並んでいたが、そんなの無視だ。
「もう行かないといけないんだ。今度こそ幸せになれるといいね。それじゃgood-bye」
電車が来た。子供がどんな顔をしているかはわからない。電車に乗った。
少し恥ずかしそうな声で、『ありがとう』と言われた気がする。
電車がホームを出る。子供は改札口の方へと消えていった。
それにこれは、妖精さん・・・なのかな?
普通に幽霊の可能性もありそう。
僕も幸せになれるよう祈ってるよ
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妖怪やまびこじゃん