【オカルト】俺が聞いた不思議な話
594 :聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o :04/01/06 19:10
旧家の主に聞いた話。
十数年前の春、前年に亡くなった父親の墓石が裏山の墓地に置かれた。
ところが、しばらくするとその墓石が倒れて破損してしまった。
すぐさま新たな墓石を建てたが、数日を置かずして倒壊してしまう。
只の悪戯とも思われたが、その為に不寝番を置く訳にもいかず、家の者は弱り切っていた。
秋になって、台風による強風のせいで墓地近くの木が何本か倒れてしまった。
その中の一本は父親が生まれた際に植えられた木だったが、
根っこに大きな石を抱えたままひっくり返ってっていた。
石を引きずり出して調べてみると、表面に父の名前と戒名までもが刻まれている。
そこで、それを洗い清めて墓地に据えることにした。
以来、墓石が倒れるような事はなくなった。
595 :聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o :04/01/06 19:12
消防団で年寄りに聞いた話。
夜警をしている最中に、妙なモノを見たことがある。
少し離れた尾根で蠢いているモノが見えたので、相方と二人して目を凝らした。
『それ』は次第に人の貌をとり、やがて立ち上がろうとしているように見えた。
相方の「ぎゃー!」という絶叫の直後、人型はサーッと解けるようにして形を崩した。
悲鳴を聞きつけて集まった何人かで現場へ向かったが、
木の枝や落葉がこんもりと盛り上がっているばかりだった。
596 :聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o :04/01/06 19:14
杣人に聞いた話。
山道を歩いていると、後ろから チリン… チリン… と鈴の音が聞こえてきた。
誰かが熊よけの鈴を付けているのだろう、と後ろも見ずに歩み続ける。
チリン… チリン… 音は次第に近づいて、いまや真後ろから聞こえてくる。
さすがに気になって振り向こうとした矢先、冷んやりとしたものがうなじに触れた。
リン… 頭蓋の内側で鈴の音が響いたかと思うと、口の中に冷たく丸い金属の感触。
思わず口を開くと、ソレは舌の上を滑って外へ消えた。
周囲を見回しても動くものは何もなく、鈴の音だけが遠ざかっていった。

キキ
あるキャンプ場で深夜にトイレへ行った。木で出来たお洒落なトイレで、キャンプ場の端にあるそう。
そして、トイレの個室に入ろうとしたら、鍵が掛かっていた。
誰かが入っているのかと思って、トイレの入り口に立って待っても、誰も出てこない。
しょうがないので、ドアをノックして「すいません」と声を掛けても誰も答えない。
誰かが倒れてるのかも!!と思ったので、個室をよじ登って中を覗いてみると・・・
そこには辺り一面に御札がビッシリ貼られていた!
・・・その後はよく覚えておらず、いつの間にかテントの中で朝を迎えていたのだった…。
ディスカッション
キキちゃんの話が一番こえーわ…